品川駅~プリンスホテル敷地

パワースポットめぐり -品川駅~プリンスホテル敷地-
未来への活気で溢れる品川駅、そして新旧が絶妙に渾然一体となる景観

将来、リニアモーター新幹線の駅になると予想されている品川駅。
毎朝のラッシュ時には、沢山の乗客たちで駅はごった返します。
利用客が年々増加し続けているという、都内でも数少ない駅のひとつです。
風水が及ぼす眼に見えない力の存在

港南と高輪にまたがる形で立つ品川駅ですが、港南側はすべて隅田川の改修事業によって出来た埋め立て地です。
そして品川駅周辺はその昔、刑場があった場所でした。
本来であれば決して好条件の立地ではない、この土地。しかし、風水を考え抜いて設計された品川駅のお蔭で周囲は発展の一途を辿っています。オフィスビルや商業施設、高層マンションが近年続々と建設されています。
駅の構内で最も印象的なのは、気の流れにまったく淀みがない、ということ。
遮るものがないというより、半ば強制的に、しかし穏やかな力で邪気と呼ばれる様々なものが押し流されているように感じます。
私には、鎮魂の意をこめた大きな「クサビ」のようなものが大地に向かって突き刺さっているイメージが感じられました。
それと同時に、その強大な力なくしては抑えられないであろう、何者かの存在も。
霊魂への礼節を怠ることなく、未来へと希望を持って進んで行く。
風水の根底にあるのはこの祈りにも似た、人間の強い決意なのでしょう。
東京という街は、江戸と呼ばれる時代から風水を最大限に生かす事で都市機能を守り抜いてきました。
それは現在でも変わらず、六本木ヒルズが完成した為に関東での大地震は回避されたとまで言われているほどです。
風水が及ぼす眼に見えない力の存在が品川駅によって現実的に証明されている、と言っても過言ではないのかもしれません。
品川駅から続く坂道を昇ると見えてくる特徴的なフォルムの建物。
「グランドプリンスホテル新高輪」は、日本を代表する建築家、村野藤吾の晩年の最高傑作と言われる作品です。
特徴的な外観の理由であるバルコニーは、当時日本初として話題になりました。
宮家である北白川宮家の私邸跡地に建てられたこのホテル。
庭園には、気品と静けさがいつもそこはかとなく漂っています。
北白川宮家は、三代続けて不幸が重なったことにより「悲劇の宮家」とも呼ばれました。
しかし戦後の混乱の中を耐え、堅実に家柄を守り抜いたのです。
そんな家主の物語を知ってか知らずか。
今ではすべてが、庭園のやさしい霧の中に包み込まれています。
私はこの場所を訪れる度に、人間の儚さと運命の本質に気づかされるような気持ちになります。
それはあまりにもこの庭園が、揺るぎなく穏やかにそこにあるからだと思います。
毎朝昇る太陽のように。必ず満ちる月のように。
未来への活気で溢れる品川駅から徒歩数分のこの場所で、なにも変わらないものもあるのだと、ふと立ち止まってみるのもたまにはいいのかもしれません。
前のページへ
TOP