東京ミッドタウン~アークヒルズ

パワースポットめぐり -東京ミッドタウン~アークヒルズ-
「街と、ひとの、再生の物語」

今や赤坂の一大シンボルである東京ミッドタウンのメインタワーは、東京都庁舎を追い抜き、都内で最も高い超高層ビルとして2007年に誕生しました。
都心の中枢に位置し、「街開き」と同時に年間3500万人が訪れた人気のエリアですが、敷地内には4ヘクタールの緑地を確保するなど、従来の再開発都市にはない、自然とひとの新しい交流の形を体験できる貴重な場所です。
そしてそれは、街からひとへの新しい提案、絆の再生という提案でもあるように思えます。
街がコントロールする慌ただしい都市生活から、街とともにゆっくりと歩む暮らしの実現へ。この場所に漂っている穏やかな空気には、そんな意図があるように感じられました。

「デザイン」というコンセプトも、この街では非常に重視されています。
いたるところに人々が寛げるスペースが設けられていますが、そのすべてにおいて、
水と木、直線と曲線を生かすことで生まれる風水の力が、最大限に利用されていました。
そもそも風水は、生活や人生を自らデザインするためのツールだとも言えます。
明確な意図を持って、的確な努力をすること。それは、ひとも街も同じ。
そのせいか私には、人々との新しい交わりを意図して大切に造られたこの街が、まるでそっと手を差し出して握手を求めている可愛らしい大男のようにも思えました。
そして私たちもそっと、差し出されたその手を握り返すのです。
歓迎されているという、そのくすぐったいような心地よさが、人々をこの場所に引きつける最大の魅力なのかもしれません。

東京ミッドタウンの誕生から遡ること、実に40年。
1967年に始まったのが、民間による最大級規模の都市再開発事業、アークヒルズです。
アークヒルズのARKとは、「Akasaka」「Roppongi」「Knot」それぞれの頭文字であり、「赤坂」と「六本木」の「つなぎ目」を意味します。
計画開始から完成まで実に20年近い歳月がかけられたこの都市再開発事業の成功は、のちの六本木ヒルズ、そして東京ミッドタウンへと継承されることとなりました。
開発に長い年月がかけられた要因のひとつには、地元住民からの強い風当たりがありました。
しかし、多くの時間を費やして双方が歩み寄ったことが結果的には大きな実を結び、今ではこの街は、多くの人々が集い交流できる温かな場所に生まれ変わりました。
街の周囲に配置されたアークガーデンと呼ばれる7つの庭は、すべての人々に解放され、都市緑化のみならず住民のコミュニティの場として、大切な役割を担っています。

都心のビルの谷間であろうと、どこだろうと、人々が紡ぎ合う気持ちには根源的な幸せな温もりがあります。
「街」と「ひと」、「自然」と「ひと」、「ひと」と「ひと」。
お互いを思いやり、心を通わせることがもしできたなら、そこから必ず「再生」とゆう名の未来の物語が始まるのです。
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